いつの時代でも、わたしたちの身近にあるのが「旅」だ。老若男女を問わず、癒しや気分転換、また時に学びの場として、旅は生活に彩りを与えてくれる。そして、そろそろ卒業旅行シーズン。学生最後の季節、気の合う友人達とワイワイ海外に旅立つのが定番かもしれない。しかし、いざ海外に飛んでみると、意外や意外、一人で旅をしている若者に出会う。そう、いわゆるバックパッカーである。しかも、最近増えているのが、若い女性の一人旅。比較的安全で、物価も安くチャレンジしやすいアジア諸国から、中東や南米と言った地域にまで、海外1人旅をこよなく愛する女性達の姿が見られる。近場から秘境と呼ばれる地に至るまで大胆に飛んでいくケースが増えている。
・なぜ1人で飛ぶのか?
昨今、女性がひとりで海を渡るのか。一人旅を目指す女性を意識したプランの特集が打ち出され、情報交換が活発になっている様は、一人旅への支持、注目の高さを表しているだろう。なぜ、女性の一人旅が流行るのか。
これまで、ヨーロッパや中東などにおいて、1人で旅する女子に出会ってきた。1人は海外のバレエ団に単身乗り込み修行をしている女性。まだまだあどけない少女だったが、毎日稽古に追われる中で見失いかけていた自分を取り戻したいという。一方、失恋休暇中だという女性にも出会った。心と体を「非日常の世界」という海外の土地に投じて、自分を癒す。誰にも邪魔されずに、自分自身の軸足を見直す。そういう効果を女子も求めているのかもしれない。
・卒業旅行に1人旅はいかが?
社会に出る前の女子達は、就職難といわれる時代をくぐってきたからといって、何も嬉々とした気持ちだけを抱いているのではない。今や、終身雇用が大前提とは言えない時代。高学歴女子は仕事への向上心に溢れる傍ら、恋愛や結婚は両立できるのかな、働き方はどうなるのだろうと漠然とした不安を抱えている。日本独特の社会構造を前に、不安は尽きないものだ。
そんな彼女たちにあえておススメしたいのが、卒業というタイミングでの1人旅だ。
これから、自分がどうありたいのか、最後のこのチャンスに、非日常からのパワーを得てじっくり自分や社会を見直す機会を作ってみるのはどうだろうか。